浪漫ドクター キム・サブ-第3話「13人の金曜日」

浪漫ドクター キム・サブ 浪漫ドクター キム・サブ

ソジョンの手術が始まった。助手を務めたドンジュは、キム・サブの信じられないくらい速い完璧なオペに驚く。

「この人は一体何者なんだ!?」
「これほどまでに完璧な手術は見たことがない」

そして、スタッフの動きにも感動する。
「ここにいる人達は無駄な動きが全く無い!」

そして、ドンジュはこれまでになく、自分の無力さを感じた。
手術後に落ち込み、また、キム・サブについての疑問が頭の中を往来する。

病院から外出しようとするキム・サブを遮るようにドンジュは問い詰めた。
「カジノに通うあなたは、ギャンブラーか、救急科専門医か外科医か?」

キム・サブは「人を救うことが専門」と答える。

しかし、ドンジュはもちろん納得しない。
さらに、キム・サブはドンジュの失態を非難する。
カジノでの患者に対する対応の誤り、先ほどの手術中の不手際など、実力不足を指摘された。

それでも執拗にキム・サブの正体を迫るドンジュ。
私の正体は、「ドクターキム・サブ」と言い残して出ていった。

どうしてもキム・サブの正体が知りたいドンジュ。
ドンジュはコサン大学病院にキム・サブのことを探るために電話をした。そのときに、ソジョンがトルダム病院にいることが知られてしまった。

で、ここで疑問が浮かんだ。

なぜ病院のスタッフたちは、キム・サブと敬称抜きで呼ぶのか?本名ではなく、偽称(ニックネーム)だから?
まあ、これは近いうちに分かるのかな?(笑)

さて、キム・サブとの言い合いの中で、ドンジュが「自分は全国一位の成績を取った」と自慢したことを聞いた医事課長チャン・ギテは、何としてもドンジュを引き留めるべきだと主張する。
「全国で一位でハンサムで若い。近隣のオバサンたちがが押し寄せるから何としても説得するべきだ」

いやはや強い味方ができたものだ。(笑)
このあたりは、ちょっと一息、笑って観る場面だな。

そこへ、ひき逃げされた被害者が緊急搬送されてきた。
ひき逃げ犯は、怪我をしながら病院の駐車場に突っ込み、ドンジュの車に激突した男だ。

運ばれてきた患者を前に、手術をするしないで言い合うドンジュとソジョン。
ドンジュは「ルール通りやらないと責任問題になる」と言い、ソジョンは、「そんなこと言ってたら患者が死んでしまう」と。

そこへやってきたのが、キム・サブ。
二人を一喝し、早速手術をやると言う。
ドンジュに助手を指名した。

指名されず不服そうなソジョンに対してキム・サブは言った。
「精神疾患のある者は医療に従事できない。自殺を図ったものに手術を任せられるか。今日付でお前は医師失格だ。」

キム・サブの言葉に当惑しているドンジュにキム・サブはさらに命令した。
「救急の当直を任せた」
担当外の任務を任されたドンジュは断ったが、キム・サブの強引な言葉に受け入れざるを得なかった。

病院の庭で悲しみの涙を流すソジョン。
影から見守るドンジュにコサン大学病院の元上司から電話が入る。

「院長に復帰を掛け合うから、会食に来い」と。

院内に戻ると、患者が大勢いて、てんてこ舞いの状態。
食中毒で運ばれてきたらしい。

さあ、どうする?ドンジュ(汗)

一人悲しんでいたソジョンは院内に戻る。すると、不審な女性がフラフラと歩いている。
一人の患者を見つけた女は、家族だと申告し、その患者を絞め殺そうとする。
ソジョンは女を必死で止めた。
女は我が子をひき殺した犯人だと誤解したようだった。

病院って色んなことが起こるんだね~

そんなこんなの混乱の中で、救急を任されたドンジュは、多くの患者の対応に当たっている。
しかし、院長との会食の時間はタイムリミットだ。

どうする!ドンジュ

「行け!今すぐ行くんだ!」内心の声に従って出口に向かうドンジュ。
すると、そこに農薬を誤飲したという患者が運ばれてきた。

「ここで振り向いたら人生は終わる」

そう思いながらも、患者の母親の懇願する声に振り向いたドンジュ。
彼の胸には、父親が病院に運ばれたときに手術を後回しにされた当時の映像が去来する。

「最悪だ」とつぶやきながら戻るドンジュ。

ドンジュは懸命に救命措置を行う。しかし、農薬の濃度が思った以上に高すぎて、患者は絶命する。
両親に死亡の宣告をするドンジュ。
しかし、両親は耳が遠くて聞き取れない。何度も同じことを言うが聴こえない。
ドンジュは、院長との会食に行けなかったこともあり、「何でこんな目に遭うんだ!」との怒りが募り、待合室で大声で「息子さんは死んだんです!」と叫んでしまった。
状況を悟った両親の悲しみに、力なく「すみません」と何度もつぶやくしかなかったドンジュ。

留守番電話にコサン大学病院の上司からのメッセージが入っていた。

「お前はもう終わりだ!」

日中、母親から何度も電話があったが、忙しくて出られなかった。
このことを思い出して母親に電話するドンジュ。母親の声を聞いて、ただただ嗚咽するドンジュ。
完全に感情移入する場面だ。私も泣ける泣ける。

このあと、ソジョンの病室を訪れるドンジュ。
噛み合わない会話のあと、帰り際に「会いたかった」と話すドンジュ。
毛布をかぶり直したときに、はみ出したソジョンの素足を優しく直してあげたドンジュ。
毛布の中でソジョンの顔がほころぶ。

しかし、ここでまた急患の連絡が。

この病院は休む間なしだな‥‥

熱傷患者が4人らしい。
しかし、ドンジュは熱傷患者を診た経験がないらしい。
驚くソジョン。

そこで、医師失格宣言をされたソジョンは、携帯電話でドンジュに指示を出すことに。
見事なドンジュとソジョンの連携プレー!

そこへキムサブが戻ってきた。
しかし、顔がめちゃくちゃ腫れている。(何じゃこれ!)
全治4週間らしい。
キムサブも治療に加わる。

ソジョンが懸命に携帯電話で指示を出しているが、スタッフの動きが止まる。
そのやり取りをキム・サブが見ていたのだ。

金曜日の夜はまだ終わらない‥‥。

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