ドンジュが過労で倒れて、救急室には医師が不在になる。キム・サブが入ろうとするのを院長ヨ・ウニョンが「君は司令塔なんだ」と止める。スタッフたちが反対するなか、キム・サブが入ろうとすると、ソジョンが入口に立ちふさがる。「私が入ります。中の人たちが必要としているのは私です」
ドンジュを介抱しているスタッフたちの前にソジョンが現れた。しばらく診察したソジョンは言う。「失神です。脱水がひどいので水分を補給しましょう。寝たら良くなります」(医者は少し観たら分かるんだね)
スタッフたちはソジョンが会長の手術の為に一生懸命に勉強していたのに、ここに入ることで外されるんではないかと心配する。ソジョンの本音は別のところにあった。(ドンジュのそばに居たかった(笑))
ソジョンがいる救急室では、虫垂炎の患者が悪化して腹膜炎になったようだ。しかし、防護服はまだ届かない。防護服が無いと手術しないと我を張るソン外科長。医事課長が駆け込んできた。「防護服は30分以内に届きます!」キム・サブに「早く準備しろ!」と急かされてソワソワする外科長。「当病院での初手術おめでとうございます」と皮肉を言う医事課長。(笑)
インボムが会長の病室から出てきたところに出くわすキム・サブ。訝しげにインボムに聞く。「ユン・ソジョンにここに呼ばれたのか?なぜソジョンはドンジュが倒れたと知ったのか?(ソジョンの居る)2階には連絡していないのに」インボムは嘘を付く。「僕はユン先生に呼ばれただけです」
キム・サブが会長の病室に初めて訪れると「うるさい女医がいろいろ診察したら楽になった」(評価してるじゃない)キム・サブが「腕のいい医師です。会長の手術では俺の助手を務めます」会長「じゃあ、なぜ担当を降りた?」
さて、救急室では、虫垂炎で苦しんでいる女性の彼氏が脱出の機会を伺っている。(なんて奴だ)そして、出口に近寄り鍵を開けようとした瞬間、男性看護師パク・ウンタクが飛び掛かり男を取り押さえる。外では同時に、怪我をした子供の母親が中に入りたくて泣きわめいている。(中では命懸けで治療にあたっている医師たちが居るというのに・・・)
会長の居る部屋では、キム・サブが会長に、MERS感染の可能性について話している。会長はそれでもキム・サブに身を託したい気持ちのようだ。会話の中で、会長は「20年前・・・」という言葉を発した。どうやらキム・サブもこの言葉が気になるようだ。キム・サブが部屋を出た後で、会長が秘書に「このことは手術が終わるまで言わないことにしよう」と言った。どうも重要な内容らしい。
やっと防護服が届いた。ソン外科長に防護服を投げつけたキム・サブ。助手がいないのにどうする?と聞く外科長に「俺がやるから心配するな」と言うキム・サブ。(そう言われりゃ、どうしょうもないわな(笑))
虫垂炎の患者がソジョンらのスタッフたちからキム・サブ、外科長に引き継がれた。手術室では、キム・サブ、外科長、麻酔医のナムがいるが、防護服を着ているのは外科長だけ。(笑)
保健所の職員が来て、病院に隔離されていた人々が次々と帰される。そんな中、やっとMERSの疑いが晴れる知らせが来た。
みんながホッとした雰囲気の中で、看護師長がキム・サブに聞いた。「なぜユン・ソジョンを中に入れたんですか?」キム・サブは「止められなかったんだ」と言いながらベッドで眠るドンジュの方を目配せした。看護師長は「ああ~」と言いながら苦笑する。ところで、MERS騒動の正体は、感染が疑われた家族が食べた上海ガニが原因のパラゴニミアシス(寄生虫による感染症)らしい。
ベッドで眠るドンジュが目を覚ますと、側には仮眠するソジョンが居た。ソジョンの寝顔を見つめるドンジュ。やがてソジョンが目を覚ます。ドンジュの額に手を当てて「もう熱はないわね。過労で倒れたのよ。2ヶ月も医局で寝泊まりするからよ」とソジョン。ドンジュは「先輩が寝ている僕の手を握ってくれた」否定するソジョンはドンジュの熱い思いに、それを認めてしまう。ドンジュはソジョンを抱きしめた。以前は突き放したソジョンだが、ドンジュの抱擁を受け入れた。
少し前までアルバイトとして働いていた韓国と中国のハーフであるウ・ヨナが勤務医としてトルダム病院に赴任した。途中で姿をくらましたのだが、トルダム病院での医師たちの働きぶりを見て、志願していたらしい。
さて、急患が次々と運ばれてくる。その中に心臓疾患の男性患者がいた。インボムが対応するが、ペースメーカーを入れてる患者だと分かると不安そうな表情。インボムがキム・サブの救援を頼むと、キム・サブはインボムに任せてしまう。なぜなら、以前インボムはキム・サブに治療経験がある事を告げていたからだ。(インボムの嘘が発覚するな〜)
ドンジュは医事課長に呼び止められる。ドンジュとソジョンの抱擁する場面を目撃した彼は、ドンジュにクリスマスプレゼントを提案するのだ。(医事課長チャン・ギテは緊迫した場面を柔らかく転換するのにうってつけの役柄だ)医事課長には提案を断ったドンジュだが、部屋に戻ってから、さっき提案されたプレゼントを検索するドンジュ(笑)。
一方、インボムが任せられた手術が始まった。インボムの手際にキム・サブの目が光る。スタッフたちもインボムの不慣れな手つきにおかしいと感じ始めた。手術器具を取り違えたインボムに「ソジョンと代われ!」と叱責したキム・サブ。インボムの嘘の経歴が見破られたのだ。
手術を他のスタッフに任せたキム・サブは、インボムを連れ出して問い詰めた。「なぜやったことがあると嘘をついたのか?」「その理由は聞かない。しかし、お前自身が消耗品に成り下がるな」インボムはハッとしてキム・サブの顔を見つめた。
コサン大学病院では院長ト・ユンワンがシン会長の娘シン・ヒョンジョンを出迎えていた。父である会長が入院したので、アメリカから駆け付けたのだ。
トルダム病院では、キム・サブが会長の診察をしていた。心配していた通り、ペースメーカー自体に欠陥があるらしい。ペースメーカーの取り替えは非常に難しい手術のようだ。しかし会長は「お前にそんな機会が与えられて光栄だ」とキム・サブに全幅の信頼を示す。会長の熱い思いにキム・サブは手術を請け負う。
キム・サブは早速スタッフを集めて「9日後に手術を始める」と発表し、ドンジュには今付いているペースメーカーの取り出し手術を命じた。キム・サブは新しいペースメーカーを入れるとのことだ。ソジョンには予定通り助手を命じた。インボムにはドンジュの助手を命じた。そして、三度のシュミレーション手術が始まった。
キム・サブは72歳の会長の手術を何としても7時間でやると言う。高齢のため、これ以上かかると体力が持たないというのだ。ドンジュ、ソジョンらのスタッフたちはキム・サブの意向に必死に応えようと知恵を絞る。
ミーティングが終わって、インボムはト院長に状況報告をする。(スパイだ(笑))インボムはキム・サブに言われた言葉を思い出す。「お前自身が消耗品に成り下がるな」(これでいいんだろうか?と悩むインボム)
医事課長が同じ外装の宅配物を2つ受け取った。ニヤリと笑う医事課長。(一つはドンジュが注文したらしい)
ドンジュとソジョンが居る部屋に医事課長がソジョン宛の宅配物を持ってきた。「誰かからのプレゼントらしいですよ」
ソジョンが箱を開けると、中にはネックレスが・・・。(ドンジュがネットで見ていたものだ)ソジョンがドンジュに言いたいことがあるみたいで、外に呼び出した。
ドンジュ「喜んでないみたい」医事課長「そんなはずでは」
とんでもない事をやっちまった~の思いでソジョンのところに行ったドンジュ。ソジョンは「これは何?」と言い、ネックレスをドンジュの手に返す。帰ろうとするソジョンを引き留めてドンジュは聞く。「受け取れないのはなぜ?僕はダメですか?」ドンジュの強いオシにソジョンは答える。「好きよ」そして、「好きになるほど5年前の事故を思い出す。好きな気持ちに事故の悲しみが重なる。あなたに申し訳ない」ドンジュは、答えが聞けただけでいいと言いながら、ソジョンにネックレスをかけてあげる。そして、お互いの気持ちが通じて、熱いキスを交わす。
一方、キム・サブは執務室で会長のレントゲン映像と診断表を見ながら、深刻な表情を浮かべる。何か問題があったのだろうか?(次回へ続く)